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2008年12月

仕事納め

2008年の調律の仕事は昨日で最後でした。最後のお客様は西宮市の豪邸でした。ガレージには高級外車がズラリと並び、ピアノはカワイのアイボリーのグランドピアノでした。今年最後ですので、悔いの無いようしっかりと仕事をさせていただきました。

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リーマンショックに端を発した世界的な不景気の影響で、派遣労働者の解雇や工場の休業など、不況関連のニュースが連日報道されていますが、私個人としてはほとんど休む暇も無く仕事をさせていただきました。

これもひとえに、今までご指導いただいた諸先輩方、ご依頼いただいたお客様、仕事の紹介をいただいた先生方や友人、そして協力してくれた家族のおかげだと感謝しています。自営で商売をしていると、周りの人達に支えられて生きているんだなぁ、と実感することができます。

正月休みはゆっくりして、来年のために充電したいと思います。では皆様良い新年をお迎え下さい。

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京都にて

先日は京都での仕事でした。大阪の実家にあるピアノを修理して、京都に移動し使いたいと言うご依頼でした。ピアノはヤマハUXです。例のごとくバットフレンジコードが切れていましたので、大阪で修理後に京都にお届けしました。

京都では1日かけての総合メンテナンスです。調律が長期間あいていると、音の狂いだけでなく、アクションの調整や、動き具合、音色など全体的に変化していますので、時間をかけての作業が必要になります。

インターネットからのご依頼でしたが、メールのやりとりをしている時から、とても細やかな心配りをして下さるお客様だなと感じていました。しかし、お伺いしてお仕事を聞いてみて納得!心理カウンセラーの仕事をされているそうです。常に相手の気持ちを考えるお仕事ですから、相手の立場になって行動されているのでしょうね。

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ハンマーのスティック

冬の暖房器具を使う時期になると、アクションや鍵盤の動きが鈍って作動不良や発音不良の故障が多くなります。

先日伺いしたお客様のピアノも外装を外してみるとこんな状態でした。

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ハンマーが何ヶ所も戻らなくなっています。これは湿気の影響で、アクションの回転部分の軸になるセンターピンと呼ばれる金属ピンの回転が鈍くなっているためです。このようにアクションや鍵盤の動きが鈍くなった状態を「スティック」と呼びます。発症する場所によって、キースティック、ジャックスティック、バットスティックなどと呼び名が変わります。

修理方法としては、センターピンを細い部品に交換する、ピンの周囲のクロスを削る、クロスに潤滑剤を塗るなどの方法があります。今回はセンターピンを相当数交換しました。

今回のピアノは台所の近くに置いてあり、さらに暖房器具は石油ストーブで、上にやかんを置いている状態でした。これは湿気のトラブルが多くなる悪い組み合わせなので、やかんは置かないよう、また結露が発生するようならエアコンを使っていただくようにアドバイスしました。

逆に床暖房とエアコンの組み合わせは過乾燥になりますので、こちらも注意が必要です。

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緊急出動

先日以前お伺いしたお客様から電話があり「○日の午前中あいていませんか?」との事。日にちが近かったので「別の予約が入っています。」とお答えしました。お話を聞いてみると、コンサートをする予定の会場のピアノのタッチが重くて弾きにくいので、調律して欲しいとのことでした。前日も予約が詰まっていたのですが、そのままで本番を迎えるのはお気の毒なので、急遽前日の晩に調律することになりました。

伺ってみると、確かに連続打鍵がしにくく、強弱もつけにくい状態でした。まずは鍵盤を外して、鍵盤の動きの軸になるピンを磨くことからスタートです。内部にホコリもたまっていましたので、掃除もすることになりました。

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鍵盤のピンを磨くと、タッチもスムーズになり、基準から外れていた整調の寸法を修正することで、強弱もつけやすくなりました。ピアニストは自分の楽器を持ち歩くことができませんので、会場のピアノの状態についての不安要素を少しでも取り除くことが、より良い演奏につながると思います。

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新幹線

いよいよ今年ももう残りわずかになりましたね。先日お伺いしたお客様は、JR新大阪駅の近くにお住まいでした。調律をしながら窓の外を眺めていると、新幹線や貨物列車などが通るのが見えます。わたしはいつも調律をする時、そのお部屋に窓があれば、外の景色を見ながら調律するようにしています。遠鳴りのするいい音に仕上がりそうな気がしますので

鍵盤を外して内部の掃除をしていると、500系のぞみ号が通ったので思わず一枚そう言えば、先日0系新幹線が引退したそうですね。私も父の出身が静岡県なので、子供の頃、0系新幹線にわくわくして乗ったのを懐かしく思い出します

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イバッハ ピアノ

先日調律したのは「IBACH」(イバッハ)というメーカーのピアノでした。イバッハは1794年創業のドイツのピアノメーカーで、現在も製造されている歴史のある会社です。透かしの入った譜面台や脚のデザインなどがとても優美なピアノでした。

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ピアノは「ムジクカンマー」という近鉄南大阪線の喜志駅の近くの音楽教室にあります。声楽やピアノを教えている教室で、子供から80歳の大人まで音楽を楽しんでいるそうです。最近はミュージカルのボーカルに人気があり、近くにある大阪芸術大学の学生の方も通われているそうです。

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音楽の巨匠たちが見ています

今日は小学校の音楽室のピアノの調律でした。現在お伺いしている小学校に以前お勤めだった先生が転勤され、転勤先の学校のピアノも調律して欲しいというご依頼でした。とても有難いお話です。

気合を入れて行ったピアノの中身が下の画像です。

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フレームも響板もホコリが積もって真っ白です。以前も毎年調律をされていたのですが、恐らく音合わせしかしていなかったのでしょう。作業の最初の1時間は掃除で終わってしまいました。

そんな状態ですから整調もバラバラでした。ハンマーのスティックや雑音も多数あり、弦も1本切れていましたので、とてもやりがいのあるピアノでした。

学校の場合は置いている環境や使用方法など、ピアノにとっては厳しい環境ですので、本来作業にはより時間をかけなければならないのですが、実際にはその逆の場合が多いようです。やはり子供達の教育現場のピアノこそ、良い状態に保たなくてはいけないと思います。音楽室では後ろの壁から音楽の巨匠達もにらんでいますしね

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ピアノの納品調律

先日は、先週に納品した中古ピアノの納品調律に羽曳野市のお客様宅へ伺いました。器種はカワイのC113で、最近人気のある木目のコンパクトサイズのピアノです。中古とは言っても作られて数年の現行モデルなので、ほとんど新品同様でした。また、整音も時間をかけて行いましたので、響きは新品より良くなったと思います。

ピアノの先生のご紹介でご来店いただいたのですが、ピアノを習っているお嬢様が、工房にお越しになっている間中ずっとピアノを弾いていました。よほどピアノが好きなのですね。これからもピアノが好きな気持ちを大切にして、末永くピアノをご愛用下さい

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女性ピアノマイスター

女性の社会進出がめざましい昨今ですが、我々ピアノ調律師の業界も例外ではありません。調律師を養成する専門学校でも過半数が女性のようですし、調律師協会の会合でも女性が増えてきているように感じます。

先日も、日本人女性でドイツのピアノマイスターの実技試験に合格した方の話を聞く会が、(社)日本ピアノ調律師協会関西支部大阪地区の主催で、神戸にある輸入ピアノのディーラーのショールームで行われました。

マイスターとは手工業企業を設立するために必要な親方の資格のことで、大工、左官などから、ベーカリー、理髪師など、面白いものでは煙突掃除の資格もあるそうです。親方の資格ですので、専門技術はもとより、簿記や教育学など、経営に必要な知識も必要になります。

今回お話をされていた方は、ドイツのマイスター学校に1年間通って実技試験に合格したそうで、今後はドイツ語の勉強をして、筆記試験も受けたいとの事でした。この行動力は我々男性も見習わなくてはいけませんね。

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