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ハンマーのスティック

冬の暖房器具を使う時期になると、アクションや鍵盤の動きが鈍って作動不良や発音不良の故障が多くなります。

先日伺いしたお客様のピアノも外装を外してみるとこんな状態でした。

Img_1082

ハンマーが何ヶ所も戻らなくなっています。これは湿気の影響で、アクションの回転部分の軸になるセンターピンと呼ばれる金属ピンの回転が鈍くなっているためです。このようにアクションや鍵盤の動きが鈍くなった状態を「スティック」と呼びます。発症する場所によって、キースティック、ジャックスティック、バットスティックなどと呼び名が変わります。

修理方法としては、センターピンを細い部品に交換する、ピンの周囲のクロスを削る、クロスに潤滑剤を塗るなどの方法があります。今回はセンターピンを相当数交換しました。

今回のピアノは台所の近くに置いてあり、さらに暖房器具は石油ストーブで、上にやかんを置いている状態でした。これは湿気のトラブルが多くなる悪い組み合わせなので、やかんは置かないよう、また結露が発生するようならエアコンを使っていただくようにアドバイスしました。

逆に床暖房とエアコンの組み合わせは過乾燥になりますので、こちらも注意が必要です。

田中ピアノサービス http://homepage2.nifty.com/tps/

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