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2009年3月

雑音の原因

ピアノから出る雑音は多種多様です。アクションの作動音、鍵盤の作動音、弦から出る場合、外装やヒンジなどが共鳴する場合、ピアノの上に乗せているものなどピアノ以外の物が共鳴する場合など、挙げていればきりがありません。音合わせや調整と共に、雑音を直すのも、我々調律師の重要な仕事のひとつです。

先日お伺いしたお客様のピアノからも「ビーン」という共鳴音がわずかに出ていました。アップライトピアノの場合、ピアノの上面や蓋にあるヒンジが共鳴して雑音が出ることがよくありますので、取付けネジの増し締めをしてみましたが直りません。

それでは、とピアノの後部を除いて見たところ、色々な物が落ちているようです。アップライトピアノは、ピアノ背面の響板と呼ばれる板が音を増幅しますので、後部に物が落ちていると雑音の原因になります。

ピアノをずらして落ちている物を取り出してみると、ネジ、紙コップ、ボール、こけし?など色々出てきました。ピアノの上に沢山物を置いていると、後ろに落ちて雑音の原因になりますので、できれば余分な物は置かない方がいいですね。

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ハンマーの整形

先日は大阪教育大学附属平野小学校に伺いました。音楽室のグランドピアノのハンマーフェルトに弦の跡が深く付いていましたので、削って整形しました。

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弦を打つ部品であるハンマーのフェルトには、弾いていくうちに徐々に弦の跡が付いて変形します。ハンマーが打弦する部分の幅が広くなり、音色も平面的な音に変わってしまいます。フェルトを削って弦の跡を取り、先端を丸い形に戻すことで音色も改善されます。

しかし、ハンマーフェルトを削るとハンマーの質量は少なくなりますので、タッチにも影響します。削り過ぎないように慎重な作業が必要です。また、変形がひどい時はハンマーの交換が必要な場合もあります。

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くすのきホール

今日は千早赤阪村にある「くすのきホール」で仕事でした。普段調律にお伺いしているピアノの先生が発表会をされるので、調律をして欲しいとのご依頼でした。

大阪府南部に位置する千早赤坂村の豊かな自然の中にあるホールで、近くには楠木正成の生誕地もあります。客席の天井が高く、反響板を組めば響きのあるホールでした。発表会やミニコンサートには良い会場だと思います。ピアノはカワイのコンサートグランドピアノEXです。柔らかめの音色の楽器でしたが、ホールが響いてくれるので助かりました。

保護者のハンドペル演奏や、関西フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者と先生とのコンサートもあり、観客も楽しめる発表会になっていました。

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必要な修理と不要な修理

いつも調律にお伺いしているピアノの先生から連絡があり、「生徒さんが他社で調律をされたのですが、ある部品をすべて交換するよう勧められたそうなので、その修理を田中さんがしていただけますか?」との事でした。

「ではまずその修理が必要かどうか、ピアノの状態を見せていただきます。」と申し上げ、お客様のお宅に伺いました。センターピンと呼ばれるアクションの回転軸の金属ピンをすべて交換するよう勧められたそうですが、状態はそれほど悪くなく、ハンマーのセンターピンを2本交換しただけで直り、料金も出張費程度で済みました。

割安な調律料金を前面に出して宣伝し、訪問時に高額な修理を勧める商法は以前からあり、私も何度かお客様から相談があってお伺いしたことがあります。私も修理はしますので必要な修理はあるのですが、相談があって伺ったケースではほとんどが修理するほどでもないケースでした。

もし納得がいかない修理を勧められた場合は、ピアノの先生や、他の調律師に一度相談してみましょう。

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山あいから繁華街まで

先日は、昼間は河南町立白木小学校に伺いました。校庭から金剛山地の山並みが見渡せる環境抜群の学校です。ホームーページの製作など新しいことへの取り組みも熱心にされていて、ホームページコンクールの大賞を受賞されたそうです。

河南町立白木小学校 http://www.kanan.ed.jp/ele/shiraki/

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夕方からは、大阪市の心斎橋筋の近くにあるクラブにあるピアノの調律でした。家庭に置いてあったピアノをお店に移動したので、環境の変化で状態が大きく変わっていました。アクション部品の取り付けネジはすべて緩み、アクションの回転軸のセンターピンが抜けている部分が何ヶ所もありました。当然調律や整調もかなり変化し、とてもやりがいのある仕事でした

帰りに通った道頓堀はいつも大勢の人で賑わっていて、まるで毎日お祭りみたいですね。(そう言えば、この日の朝に道頓堀川で阪神が優勝したときに川に沈めたカーネル・サンダースの人形が見つかったそうです)昼の学校の環境とは、かなりギャップがありましたが、色々な所へ行けるのが、この仕事の楽しみのひとつでもあります。

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ボストンピアノの納品調律

先日は和泉市にお住まいのお客様宅へ、ボストンUP-118Eの納品調律に伺いました。ボストンピアノは、スタインウェイグループの第2ブランドです。欧米のピアノメーカーでは、背の低い木目仕上げのモデルが主流になりますが、ボストンも同様に高さが118cmと低めのモデルに、木目の種類も多く用意されています。

今回のピアノは、ウォールナットの艶消し仕上げで、同じショールームに置いてあったスタインウェイのV型(高さ125cmのアップライト)と木目や色合いがそっくりだったので驚きました。

日本のピアノメーカーのラインアップは、小型になるほど廉価版モデルで、部品のグレードを落としたり省略する傾向がありますが、ヨーロッパのメーカーでは、基本的にはどのモデルも同じ材質で造りますので、違いは背の高さや奥行だけになります。

ボストンUP-118の場合、アクションや外装の材質も他の国産ピアノに比べて良く、小型ながら上質感のあるピアノでした。

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ボールドウィン

今年ももう3月になりました。まだ肌寒い日が続きますが、庭の梅も丁度満開で少しずつ春の足音を感じます

先日調律にお伺いした八尾市のお客様のピアノはボールドウィンでした。ボールドウィンはアメリカのピアノ&オルガンメーカーです。コンソールやスピネットと呼ばれる背の低いタイプが主流で、今回調律したのも高さ108cmの2014というモデルでした。

高さを低くするために、アクションの下部が鍵盤より低い位置にあるドロップアクションと呼ばれる仕組みを採用しています。タッチは軽快で音色も軽やか、いかにもアメリカらしいピアノでした。

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