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41年ぶりの調律

昨日は、神戸市の新規のお客様の総合メンテナンスでした。前回の調律は昭和43年、と言うことは何と41年ぶりの調律です。湿気が多い場所に置いてあった影響で、鍵盤にカビが付いてかなり汚れていましたので、作業はまず内部の清掃やカビ取りから始まりました。

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音程は半音、場所によってはそれ以上低下していました。古いピアノで大きくピッチを上げる場合は、弦が切れる可能性がありますので、作業は慎重に行います。このピアノの場合、作業前に切れている弦が1本ありましたので、弦も金属疲労を起こしている様子です。調律はかなり緊張感がありましたが、無事弦は切れずに調律できました

湿度が高い場所に置いてあると、内部のアクション部品が膨張して作動不良を起こします。このピアノの場合も、音が出ない個所が数ヶ所ありましたので、センターピンというアクションの回転軸のピンを多数交換しました。音色も荒れていましたので、ハンマーフェルトを整形し、フェルトが固い部分に針を刺して弾力を持たせ、何とか1日でまとめることができました。

ピアノは障害のある子供たちをケアする施設にあり、子供たちのために演奏するそうです。古いピアノでも、本体に大きな問題が無い限り、適切なメンテナンスをすればよみがえります。このピアノも、これから子供たちのために活躍することでしょうね。

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