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2009年9月

ドイツの響き

先日は富田林市にある音楽教室のグランドピアノの調律でした。イバッハと言うドイツ製のピアノです。ふくよかな音で、ハーモニーが良く溶け合う感じはいかにもドイツ製です。

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一般的なピアノの弦は、次の画像の上のように1本の弦を折り返して2本にまたがって張られていますが、このピアノは、下のように1本ずつ張られています。ウィーンのベーゼンドルファーもこの張り方をしていますが、コストと手間のかかる作り方です。

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新規のお客様

先日お伺いしたのは、ホームページをご覧になってご依頼いただいた新規のお客様でした。ピアノはヤマハのUXです。20~30年程前に製造されたヤマハのピアノはバットフレンジコードと呼ばれるひも状の部品が切れているケースがよくあります。今回も相当数切れいていましたので、アクションをお預かりして修理しました。

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上の画像は、アクションを後ろ側から見た様子です。中央の茶色に変色した部品がバットフレンジコードです。本来この部品で留められている棒状のバネが外れて上向きになっているのがお分かりいただけるでしょうか?

そして修理後が下の画像です。バットフレンジコードが本来の白い部品になり、バネは下向きに留まっています。

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調律は22年空いていて、音や調整が大きく変化していましたので、今回は総合メンテナンスをさせていただくことになりました。

まずは鍵盤を外して内部の掃除からです。鍵盤の隙間からホコリが入るのですが、長年のホコリがたまっていました。上の画像が掃除前で、下が掃除後です。

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奥様が以前保育士をされていた経験を活かして、子供対象のピアノ教室をされているそうです。音感は幼児期に刷り込まれますので、まだ音の狂いが分からない幼児期にこそ、正しい音程に合わせておくことが重要ですね。

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シルバーウィーク

シルバーウィークは皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか?私は「連休中に来て欲しい」とのご依頼が何件かあり、飛び石で2日だけ休むことができました。普段はあまり休まないので、2日で充分休養を取ることができました

さて連休最終日の今日は、八尾市にお住まいのA様のお宅に伺いました。A様とはもう20年以上のお付き合いになります。ピアノを2台お持ちですので、今日は一日お邪魔しての作業となりました。

午前中はアトラスのアップライトピアノです。アトラスの高級モデルで、チークの明るい木目が印象的なピアノです。ハンマーが磨耗して音が劣化していましたので、2年前にドイツのレンナー社のハンマーに交換させていただきました。

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午後は、2年前にお買い上げいただいたボストンのGP-163です。湿度管理やホコリなどに注意を払い、とても大切にお使いいただいています。今回はハンマーの弦に対する当り具合がずれていましたので修正しました。気候の変化や使用による変化で、ハンマーの弦当たりがずれてしまうのですが、ずれると発音や音色が不揃いになります。

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一日お邪魔したので、お昼ご飯までいただいてしまいました。細やかなお気遣いありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

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特別養護老人ホーム

先日は富田林市にある特別養護老人ホームにあるピアノの調律でした。この施設には合計4台のピアノがありますが、一般の方から寄贈されたピアノがほとんどです。

今回調律したピアノの内の1台は大きく音が狂い、調整もかなり変化していました。この施設に持ってくる前に置いてあった環境は、湿度が高い場所だったそうです。このピアノは5階に置いてあり、室内も乾燥していますので、以前との温度や湿度の差でピアノの状態が大きく変わったものと思われます。ピアノは主に木材やフェルトなどで作られていますので、特に湿度の変化で膨張、収縮しコンディションが大きく変化してしまいます。

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また、以前にこちらで調律していた時に、入所者の方から「大正琴の調律もしていただけますか?」と頼まれたことがあります。調律師は絶対音感があり何でも調律できると思っている方が多いようですが、そんなことはありません

我々調律師は、音叉やチューナーで真ん中のA(ラ)の音を基準に取り、和音やオクターブの音を鳴らしながら、その響きを聞いて音程を組み立てます。調律師が持っている音感で音を合わせているわけではありません。

ですから、その楽器の音の合わせ方の知識がないと、調律はできないのです。以前の大正琴も教則本の音合わせの欄を見て初めて合わせ方が分かりました。5本すべての弦を同じG(ソ)の音に合わせるのですね。勉強になりました。

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堺市、F先生のお宅へ

先日は堺市でピアノ教室をされているF先生のお宅に伺いました。F先生のお宅に最初に伺ったのは、私がピアノ店に勤務していた頃ですので、もう20年ほど前になります。私が独立後、ピアノ店の後任の調律師が担当し、その後大手ピアノメーカー系の調律師が伺っていたそうです。

そして8年ほど前に、広告をご覧になってお電話をいただきました。「探していたんです!」と言うあの時の一言は今でも忘れることができません

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その後は、生徒さんやお知り合いの調律を沢山ご紹介いただき、また毎年の発表会の調律もご依頼いただいて、大変お世話になっている先生です。

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かわちながの世界民族音楽祭

昨日は、河内長野市のラブリーホールやホール周辺で「かわちながの世界民族音楽祭」が行われていました。久し振りに仕事が休みで、私の知人が出演することもあり、遊びに行ってきました。

ラブリーホールの前にも露店が並んでいました。昨日は暑かったせいもあり、特にトルコアイスの店には行列ができていました。

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ホールでは、のこぎり音楽やラテン・ジャズバンドのコンサートが予定されていましたが、私は知人が出演する、ホール近くの中村池公園に向かいました。

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公園の特設野外ステージでは、バグパイプの演奏など、国際色豊かなステージが繰り広げられていました。

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下の画像が、私の知人のサックスカルテットです。私が所属するアマチュアビッグバンドのサックスセクションとその知人で今年結成したそうです。アースウインド&ファイアーのセプテンバーなどを、息の会った演奏で聴かせてくれました。

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ピアニスト K様のお宅へ

先日は、河内長野市在住のピアニストであるK様のお宅に伺いました。K様は演奏活動を続けながら、短期大学で後進の指導にあたり、またご自身は現在芸術大学の大学院で研鑽を積まれるなど、多忙な毎日を送っておられます。

お使いのピアノも日々の練習のためにハンマーフェルトに弦の跡が付いて変形していましたので、フェルトを削って整形し、整音を行いました。

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後日K様からメールがあり、「出てくる音が変わりました。すごく弾きやすいです!」とのことでした。喜んでいただけて何よりです。お客様に喜んでいただけることが、日頃の仕事の活力になります。

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ヤマハ P1B

先日調律したのは、ヤマハP1Bでした。製造されたのは昭和37年、と言うことは私同じ年です!単なる偶然ですが、妙に親しみが湧いてきます。

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コンパクトタイプで背が低く、鍵盤も85鍵と現在のピアノより3鍵少なくなっています。いつも作業を始める前に、鍵盤を端から端まで半音階で弾いて、音やタッチを確かめるのですが、いつもの習慣で最高音のドまで指が動いて、鍵盤が無い部分を弾いてしまいそうになります

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ハンマーのフェルトに弦の跡が深く付いて、音色が荒れていましたので、フェルトを削って整形し、針を刺して弾力を回復させる整音を行いました。

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古いピアノでも、本体に大きな問題が無い限り、適切な調整や修理をすれば使うことができます。ピアノは木材やフェルト、皮など、貴重な天然素材でできていますので、できるだけ直して末永く使っていただきたいと思います。

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シンメルの破産法申請に想う

先月、ドイツで120年の歴史を持つピアノメーカーのシンメルが、破産法申請手続きを行ったというニュースが流れました。ヨーロッパのピアノメーカーは、小規模な工場で手工業的に生産しているケースが多い中で、シンメルは比較的大規模な工場でピアノを量産していました。

世界的な経済危機による影響で、受注が40%減少し、特にアメリカでの販売が70%減少したそうです。

シンメルは私が以前勤めていた店でも取り扱っていた時期がありました。ランプが付いたモデルや、白色の艶消しに金箔で模様が入ったロココ調のモデルなど、豪華で調度品としてもすばらしいピアノがあったのを覚えています。

従業員は、会社を支え復活のために最大の努力を惜しまないと、進んで会社に誓約書を提出したそうです。是非立ち直って、再建することを心から祈っています。

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大阪クラシック

今年も始まりましたね、大阪クラシック。8月30日~9月5日の間に何と100公演!この一週間は御堂筋沿いにはクラシック音楽があふれています 1日に3公演もかけもちする奏者の方もいるそうですから、演奏者も大変ですね 

先日は私も中ノ島のホテルで大阪クラシックの仕事でした。

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私は始めて調律するピアノでしたので、限られた時間内でまとめるのに苦労しましたが、本番のブラームスの三重奏はすばらしい演奏でした。

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