先日お伺いしたのは、ホームページをご覧になってご依頼いただいた新規のお客様でした。ピアノはヤマハのUXです。20~30年程前に製造されたヤマハのピアノはバットフレンジコードと呼ばれるひも状の部品が切れているケースがよくあります。今回も相当数切れいていましたので、アクションをお預かりして修理しました。

上の画像は、アクションを後ろ側から見た様子です。中央の茶色に変色した部品がバットフレンジコードです。本来この部品で留められている棒状のバネが外れて上向きになっているのがお分かりいただけるでしょうか?
そして修理後が下の画像です。バットフレンジコードが本来の白い部品になり、バネは下向きに留まっています。
調律は22年空いていて、音や調整が大きく変化していましたので、今回は総合メンテナンスをさせていただくことになりました。
まずは鍵盤を外して内部の掃除からです。鍵盤の隙間からホコリが入るのですが、長年のホコリがたまっていました。上の画像が掃除前で、下が掃除後です。
奥様が以前保育士をされていた経験を活かして、子供対象のピアノ教室をされているそうです。音感は幼児期に刷り込まれますので、まだ音の狂いが分からない幼児期にこそ、正しい音程に合わせておくことが重要ですね。
田中ピアノサービス http://homepage2.nifty.com/tps/
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